歯並び基礎知識に詳しく説明がありますが歯並びは姿勢に強く影響され、姿勢は足の状態に影響を受けます。

 

人間は当たり前のように二足歩行をしますが、実は二本足で立つというのはとても不安定な行為です。それが可能なのは足の踵、親指、小指がカメラの三脚のような役割をしバランスをとっているからなのです。

 

綺麗な足指はこのような形ですが、多くの方に足指の変形が見られ、カメラの三脚がないような状態で、無理をしながら歩行している方が沢山おられます。

 

この3点が正しく機能していないと他の身体の筋肉がカバーしようとします。

 

動脈瘤や膝の痛み、股関節の歪み、腰痛、脊柱症根本を辿ると足指の変形からスタートしているケースもあるようです。

 

この足指の変形は大人にだけ起こるものと思われがちですが、靴や靴下を履き始めた1歳以降のお子さんにも変形が見られます。

その原因は

・足指を使うずり這い、ハイハイ、高バイをしてこなかったこと

・靴下やカバーオールなど足指を覆う衣服を着ていたこと

・裸足で歩く時間が少ないこと

・歩けるようになっても抱っこ紐やベビーカーでの移動が多かったこと

・歩行器など、歩くことを補助されるグッズを使用していたこと

・靴が足にあっていないこと

・サンダルやクロックスなど足と靴が固定されない履きものを履いていたこと

などが関係します。

 

足指が育っていないお子さんは

指が常に曲がっています。土踏まずができるのは3歳以降。そのころになるとジャンプができるようになるのですが、指が曲がっていると踵重心になりジャンプができなかったり歩く時もドスドスという大きな音がします。

 

つま先でのジャンプと、踵でのジャンプ、実際にやってみるとわかるのですが身体や脳にかかる衝撃がまるで違います。身体を育てようと沢山歩いても、指が曲がった状態では身体を壊すきっかけにつながることもあるのです。

 

指が使えていな子は

足裏を触ってもふにゃふにゃでアキレス腱の発達がなく、足首が太いままです。

歩き方もどこかぎこちなく足を引きずって歩くような動きをしたりO脚も見られます。

 

指を使えていないと爪も生えてきにくいため、足指の爪特に小指の爪が小さくなっています。

 

身体の重心を踵で支えることになると、身体はバランスを取るために猫背になったり、顎が上がり、お口もポカンと飽きやすくなります。

 

常に体が後ろに引っ張られているような感覚なのでお口を閉じてといってもその力に負けて一瞬しか口を閉じられません。

 

ベロも喉の奥に引っ張られてしまい当然上顎にベロが付けられず口を開けたままくちゃくちゃ食べをします。

歯並びのためにも身体を楽に使わせてあげるためにも脳の発育のためにも足指をまっすぐ育ててあげることはとても大切なことです。

 

これから足指をまっすぐ育てるために大切なことをご説明していきます。

 

 

歩行器に入れない

赤ちゃんが歩行器に乗っている姿はとても可愛らしいものですし、新しい移動手段を覚えた赤ちゃんも楽しくてたまりません。歩行器に乗っていると、転倒して頭をぶつける心配もなく、大人しくしてくれるので、子育ての合間につい使いたくなってしまうグッズですが、歩行器で吊り下げられた状態で床に足を付けると不自然な身体の使い方が身についてしまい身体の正常な発達の妨げになります。

 

ヨタヨタ歩く赤ちゃんを見るともどかしい気持ちになりますが、バランスが悪い状態から試行錯誤して赤ちゃんは自分で正しい歩行を身につけていきます。自分の力で成長していく過程を大切にしましょう。

 

無理に歩かせようとしない

あの子は歩いているのに、うちの子はまだ歩いていない・・・同じ月齢の子と会うとつい発達を比較してしまいますが、発達には個人差があります。その子が立ち上がるタイミングは決して月齢で計れるものではなく、その子の身体しかわかりません。

ずり這いやハイハイが必要な時期に少なかったとすると、もしかしたら逃した時間とその時必要だった筋肉や関節の発達を取り戻そうとハイハイを一生懸命やっているのかもしれません。

ここで無理に歩行練習をして二足歩行の練習をしてしまうと、赤ちゃんは新しい世界への意欲の方が勝り、発達の順番を飛ばして無理に立ちあがろうとしてしまうかもしれません。

 

周りの大人にできることは赤ちゃんが身体を自由に動かせる服装と環境を用意してあげることだけです。もし身体の動き方にぎこちなさを感じる場合はベビーマッサージ、身体調和支援、斎藤公子先生の『リズム遊び』などYouTubeやお近くで教えてくれる方を探して身体をほぐしてあげましょう。

 

裸足の時間を長くする

歩き始め、お外でのお散歩が増えるとどんな靴を履いたら良いだろうと悩むと思います。靴の選び方は後ほどお伝えしますが、基本的にはお外であっても(安全が確保されれば)裸足で歩くのが一番です。足の裏への刺激は脳の発育にとてもよく、大地の冷たさ、草木の感触、柔らかさをリアルに感じられます。また、足(土踏まず)の発育には親指で地面を蹴る動きが最も重要なのですが、靴底があると親指を使い切ることができません。

 

これは靴下でも同じことが言えます。靴下を履いているとつるつる滑ってしまうのです。

 

砂場でも公園でも自宅でも安全が確保される場所では裸足で過ごし、お出かけの際も裸足が許される環境の場所を目的地にされると良いでしょう。

 

足裏を刺激してあげる

上の項でご説明している通り足の裏の感覚を育ててあげることは脳の発育にもとても大切です。脳の発育は姿勢制御機能の発育と関連しているため、歯並びを育てるためにも大切です。

ですが住環境によっては裸足でお散歩する場所や機会がない方もおられると思います。そんなときは足裏を歯ブラシでこちょこちょ擦ってあげたり、ホームセンターで人口芝生を買ってきてその上で一緒に遊んだりして、足裏の刺激を増やす工夫をしてあげましょう。

 

 

〜靴の選び方〜

靴選びの最大のポイントは靴と足を一体化させることです。

靴を使って歩くときに親指を使った歩行をするとしっかり足が育つのですが、靴が窮屈だと足指は曲がってしまって、指が使えません。かといってブカブカだと靴が足から抜けないように踏ん張るためこれまた指が曲がってしまいます。

 

サイズが合っている靴を履いていてもサンダルやクロックス、ゆるいひもぐつ、マジックテープの軽い固定では、歩くたびに靴の中で足が滑り、やはり指が曲がってしまいます。靴下を履いていても同様のことが起こります。このような点を踏まえて

靴と足を一体化させ、指が使える子ども靴の選び方のポイントを記載します。

 

 

靴を履くときに靴下を履かせない

靴を履くときに靴下を履かないというのは何だか嫌な気持ちがする方もおられるとおもますが、靴下は足指の変形を招く大きな要因です。どんなに良い靴を選んでも靴下を履くと滑ってしまい指が曲がってしまいます。身体に良いからと沢山お散歩をさせても指が曲がった状態であれば不自然な筋肉を発達させてしまいます。

 

靴の留め具は折り返しのマジックテープが付属している

子供靴を止めるマジックテープは折り返しのものを探してください折り返しがないと足と靴を固定できず、ブカブカの靴を履いているような状態で、指が曲がってしまいます。

 

可能であれば折り返しのマジックテープが2本あるものがおすすめです。アシックス製品に多いように見受けられます。

ただベビーシューズのマジックテープには折り返しのものがあまりありません。靴を履かせるときに親御さんが足と靴を一体化させるように、しっかり閉めてあげましょう。

 

靴は踵のしっかりしたものを選び、お下がりの靴はできるだけ避ける、

踵は体で言うと背骨と同じです。踵の部分がふにゃふにゃだと踵がぶれてしまいます。靴選びの際は踵を触ってみてしっかりとした硬さがあるかどうかを調べてみてください。またお下がりの靴は履いていた人の癖が靴についています。その靴を履くことで同じような癖がついてしまいます。

 

クッション性のある靴を選ぶ

靴のクッションは親指を使う妨げにもなりますが、コンクリートを歩く衝撃を緩和させるためにはある程度のクッション性は必要です。使うときに靴をしっかり折り曲げていただき、指が使える靴に加工してあげましょう。

 

サイズ

靴のサイズは数字的な表記は同じでもメーカーによってサイズが全く違います。できるだけ中敷を取り出し、足を乗せ、指が中敷の中に収まっているかどうか確認しましょう。長さはピッタリだけど横幅が足りず小指だけ飛び出してしまう靴もあります。

またサイズは踵に合わせたときに指一本分入る靴にしましょう。

 

足指エクササイズ

どんなに気をつけていても足はどんどん大きくなっていくもの、気がついたらずいぶん長いこと窮屈な靴を履かせていたなんてこともあります。常に足の指を観察してあげて立っているときに指が曲がっていないかチェックしてください。また曲がってしまった指をまっすぐに伸ばすのにとても有効なエクササイズがあります。『ひろのば体操』という足の指のストレッチを調べて毎日実践すると子供達の足指は綺麗に伸びてくれます。